個人事業主の売上の平均について
個人事業主の売上の平均はどのくらいなのか、疑問を抱えている方は多いかもしれません。
確かに、サラリーマンでは貰える給料には制限がありますし、何年も会社に属して貢献しなければ急に上がることはないはずです。
その点、個人事業主で自分で事業を興せば全ての売上が自分のものになりますし、自分が頑張った分だけご褒美を貰うことができます。
「売上の平均が高いのならば個人事業主になって事業にチャレンジしてみようかな」と考えるのではないでしょうか。
しかし、以下のように個人事業主と一口に言っても様々な業種があり、業界によって売上の平均は大きく異なります。
・靴磨きやベビーシッターなどのサービス業
・保険ショップやカウンセラーなどの専門サービス業
・スポーツバーやカフェなどの飲食業
・中古パソコンショップや登山用品店などの小売業
・ソフトウェア開発やシステム開発業などのIT関連業
・リサイクルショップや古紙回収業などの環境に関する事業
・ケアハウスや介護ショップなど医療や福祉に関する事業
他にもたくさんの業種があり、「個人事業主の売上額の平均は○○○万円」とは答えられないのです。
現在の収入状況を告白している自営業者のサイトがあり、そこでは「年収1000万円・ボーナス0円」「年収1500万円・ボーナス0円」「年収160万円・ボーナス0円」と様々でした。
「個人事業主や起業家の平均年収は2000万円を超える」と言われておりますが、人によってピンキリなので一概には言えません。
サラリーマンでは到底稼げないような収入を得ている方がいれば、赤字で借金地獄に苦しんでいる個人事業主もいらっしゃいます。
毎朝決まった時間に起きて満員電車に揺られて決められた職場へと足を運び、上司に怒られながら業務をこなしているサラリーマンからすれば、個人事業主は自由気ままで高額な収入を得ているというイメージがあるはずです。
「仮に売上が伸びなくて収入が多少減ったとしても精神的な苦痛から逃れられるのではないか?」と考えるのは決して珍しくないでしょう。
しかし、精神的な苦痛がなくなるのは自身が許せる収入を得ている人に限り、サラリーマンのように毎月決まった給料を貰える保証は個人事業主にはないのです。
1日24時間お金の不安が頭から離れない方は意外と多いですし、将来への焦りで事業にも悪影響が加わる可能性があります。
そのため、個人的な意見としては個人事業主になりたいからといって直ぐに脱サラするのではなく、まずは副業からチャレンジしてみるべきです。
複数の収入源を持って心の余裕を保ち、ある程度の売上を出せるようになった段階で会社を辞めて本業として力を入れてみてください。