個人事業主にボーナスはあるの?
個人事業主はいわゆる社長と同じ立場なので、普通のサラリーマンのようにボーナスは存在しません。
自営業者にボーナスがないのと同じ理由で、誰かから給料を貰うことができないのは何となくお分かり頂けるはずです。
その代わりに、事業で稼いだ利益を全て自分のものにできますし、働く時間などの制限がないというメリットがあります。
もちろん、誰からも指示されることがないので全ては自分の判断で決めなければならず、自己管理の苦手な人にとっては事業を続けるのは難しいのではないでしょうか。
「朝の9時に出社して夜の7時に帰る」という決まりはなく、全てが自分に委ねられるからこそ意外と難しいのです。
「今日は疲れたから休もう」と休みの日を自由に設定できるものの、怠けていれば当然のように売り上げは下がっていきますし、線引きが難しいのは間違いありません。
もし個人事業主になって事業を続けていきたいと考えているのならば、まずは自己管理ができる人間になれるように努力してみてください。
個人事業主は従業員にボーナスを支払えるの?
上記では個人事業主にボーナスはなく、自分で稼いだ売り上げが収入に繋がるという点について説明しました。
しかし、雇っている従業員や社員へとボーナスを支払うことは可能で、給料と同じように経費として計上できます。
もちろん、従業員を雇っているからといって必ずしもボーナスを支払わなければならないわけではありません。
個人事業主に限らず法人でも現在では不況が続いているため、ボーナスのカットが1年間から2年間以上に渡って続いているというケースは少なからずあります。
余程小さな会社でなければ給与の遅延が発生することはないものの、ボーナスを貰えなくて年収が上がらないと悩んでいる方は多いのです。
とは言え、従業員に対してボーナスを支払うことでモチベーションがアップし、売り上げが伸びるという可能性は十分にあります。
そのため、毎月の給与を最低限に設定しておき、予想以上の売り上げが発生した月にボーナスとして支払って調整するのも方法の一つなのではないでしょうか。
どちらにしても、自分一人で個人事業主として事業を行っていくよりも、従業員を雇うことで幅広い業務が可能になる代わりにリスクがあります。
正社員でもアルバイトでも雇いすぎて給与の支払いがスムーズにできないこともあるため、人を管理する場合は慎重に考えてください。